ホップ -事前・事後の学習でLMSを使う-
教室での一斉講義の形態は今のままで、事前・事後の課外での学習にLMSを使うことで、予習・復習などの課外での学習活動が可能になり、授業時間の十分な確保ができるようになります。その結果、充実した授業が出来るようになるとともに、学生が授業に積極的に参加するようになります。
すべての教室にコンピュータがあるわけもありませんし、授業のために特別にWebコンテンツを作成しなくても利用できますので、e-Learningの第一歩としての利用としてお勧めです。
事前 | 教室での授業 | 事後 |
学習内容の予告 授業導入のためのアンケート 予習のための事前テスト 予習のための課題 プリント教材の事前配布 |
今までの授業形態 | 授業に関するアンケート 学生自身による自己点検 |
事前-授業をより効果的に進めるために授業前の学習を
学習内容の周知
あらかじめ作成している授業のシラバスは、学生はなかなか見てくれません。授業の前に、せめて今日の授業の内容を確認させるだけでも、授業を能動的に受けようとする姿勢が向上します。 導入のためのアンケート 前もって、授業に関係のある簡単なアンケートに回答させることで、今日の授業がどんな内容なのかわからせたり、興味を持たせたりすることが出来ます。アンケートの結果などを授業で活用すれば、さらにアンケートに真剣に答えようとします。予習のためのテスト
今の大学生に予習をさせることはなかなか大変です。教科書などがある場合は、あらかじめ読ませるために、教科書を見れば解くことが出来る簡単なテストをさせることで、授業内容の理解度が向上します。予習のための課題
授業中に学生に自分の意見をまとめさせたり、考えさせたりすることは、時間的にも十分ではありません。あらかじめ課題を出して自分の意見などをまとめさせておくことで、さらに積極的に授業を受ける態度が生じます。プリント教材の配布
授業中に配布するプリントなどがある場合は、あらかじめ添付ファイルで配布しておいて、内容を読ませたり、持参さたりすることも出来ます。また、欠席した学生に個別にプリントを配る手間をなくすことができます。事後-学習内容の定着や応用的な力の育成をするために授業後の学習を
授業に対するアンケート
授業後に授業に対するアンケートをとることで、授業改善に役立ちます。また、次の授業でアンケートに対するコメントを返すことで、学生の授業に参加する態度が好意的になり双方向の授業が行いやすくなります。自己点検
授業が理解できたかどうか点検項目を準備して学生自らに自己点検させることで、自らの理解度把握が可能になり復習が効果的に出来ます。また、学生の授業に対する姿勢が向上します。確認テスト
毎回授業後に確認テストすることで、学習内容の定着を図ることが出来、授業に対して真剣に理解しようとする態度が生まれます。また、忘れかけた頃に再度受けさせたりすることで、忘却をより緩やかにすることもできます。課題の提出
学習した知識を自分の言葉でまとめさせるような課題を課すことで、自己の知識として定着させることができます。また、他に応用するような発展的な課題を課すことで、知識の活用ができるようになります。復習のための授業内容の配信
もし、授業で使用したデジタル的な資料があれば、授業後に配信可能にすることで、復習がしやすくなります。授業を録画して配信することもできます。欠席者にも有効な手段です。掲示板での質問の受付
授業後の質問を受けることは、時間的に難しい場合が多々あります。また、全員に伝えたほうがよい内容もあります。掲示板などクラス全員が閲覧できるような場で、質問を受け付けることで、同じことを繰り返す必要もなくなります。>>次へ 「ステップ -教室の授業でLMSの一部を使う-」