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ジャンプ -時間や場所をこえてe-Learningを使う-



 対面部分の学習コンテンツを完成させると、事前学習、教室での授業、事後学習がひとつに統合され、非同期で非対面の本格的なe-Learningができます。学習コンテンツの作成は大変だと思われがちですが、教育研究所で支援いたしますし、各先生方の知的資源を形のあるものとしてまとめることは有意義なことです。授業を録画してコンテンツに再編集する方法もあります。
 対面型の授業は大学においてきわめて大切ですが、多人数の学生を相手にする講義では、単に形だけ対面になってしまい、詰め込み方の授業をせざるをえない現実があります。
 LMSを活用することで、非同期で非対面の授業にはなりますが、一斉講義では得られない、充実した授業が実現します。



学生のメリット

自ら学ぶ自己学習力が身につきます。

 教室では何も考えないで1時間を過ごすことは可能ですが、e-Learningは自ら行動を起こし学ぼうとする意思を持たないと一歩たりとも前進できません。学ぼうとする姿勢の中で得られた学習の成果は、きわめて意味のある大きなものになります。

自己のペースで学習できる。

 受身で先生の話を聴く必要がないので、理解できるまで繰り返し学べたり、納得できるまで考えたり、興味ある部分を深めて学ぶことができます。



先生のメリット

学生の学習状況や感動が伝わってきます

個々の学生の課題を添削したり評価したりすることで、教員と学生、学士同士のコミュニケーションができ、今までの一斉授業ではわからなかった学生個々の様子がよくわかるようになります。また、自分で解決できた喜びや達成感が画面を通じて感じることができます。決して、機械による冷たい授業にはなりません。

時間に縛られない授業になります

e-Learningでの先生の日常の役割は、講義をすることでなく、課題を見たり遅れている学生を激励したり学生とコミュニケーションをとったりすることに変わります。決まった時間割がありませんから、先生も空き時間を上手に活用してご自分のペースで評価をしたり質問に答えたりすることができます。出張先からでも十分可能です。また、助手などにヘルパーをお願いしてより決めの細かい指導ができます。



大学としてのメリット

時間割作成に余裕が生まれる

定まった時間割表のない授業になり、学生は自分の生活設計の中で学習時間を計画的に作ることができます。e-Learning科目が増えると、時間割が組みやすくなり、学生も希望する授業の選択がしやすくなります。

未来志向の試みができます

 インターネット上に教室ができるわけですから、時間や場所をこえていろいろな試みが可能になります。たとえば、外部の専門家に評価の一部を依頼することや実社会からの授業の一部導入、他大学とコンテンツの共同利用や単位互換などの道が開きます。